子どもの不登校、親のあせりは禁物。

不登校 散歩中(不登校時)の出来事

「学校に行きたくない」と言われ欠席した当日は、しばらくぼーっとしているようでしたが、寝込むわけでも、部屋に閉じこもるわけでもなく、ゲームをしたりゴロゴロしたりふつうに過ごしていました。

体調が悪いようでもないので、気疲れでもしたのかなと様子見。明日も同じ感じであれば欠席させてもいいかなと思っていました。

次の日の朝、いつも通りに起床し、登校。

かと思いきや、家を出て15分ほどで帰ってきたのでどうしたのか聞くと、登校できずに途中で引き返してきたと…。

「行こうと思ったけど、行けなかった」

これはちょっと重症手前かも、、学校に相談しようか迷いましたが、本人が「言わないで」と言うので何もせず結局3日間ほど欠席させました。

行きたくない・行かれない理由は何なのか。聞いても返ってくる言葉は「わからない」「わからないけど足が動かなくなる」ばかりなので、こちらもどう対処したらよいのかわかりません。

学校で友だちと何かあったのか、先生と何かあったのか、または体調がすぐれないのか、どれを聞いても「違う」と。休みの間、そんなやりとりが続いたので、4日目の朝は先生に相談してみました。


「実は学校に行きたくないと言っている、本人が言うには理由はわからず、学校で何かあったわけではないようですが、先生は何か心当たりはありませんか」

長男は授業も係りの仕事もふつうにこなしていたし、先生も思い当たることが特段ないようで、「気を張っていたのかもしれないし、しばらく好きなことをしてもらって様子をみましょう」との答えでした。


先生に言われたことをそのまま長男に伝えると、彼は「言わないでって言ったのに!」と殻に閉じこもってしまいました。もしかしたら、気持ちが落ち着いたら登校しようと考えていたのかもしれません。

長男の「学校には言わないで」という言葉の効力は、わたしのなかでは3日でなくなり今の状況をどうにかしなければとあせりも感じていました。今思えば、長男のためなのか自分のためなのか、優先順位は自分になっていたのかもしれません。

長男に相談せず学校に知らせてしまったことで「学校に行きたくない」を増長させてしまったのです。

「長男が学校に行きたくないこと、先生に連絡するよ」

と、ひとこと言ってから相談するべきでした。そう伝えてもきっと「言わないで」の繰り返しかもしれませんが、このまま欠席し続けることもできない理由をきちんと伝えてから学校に知らせれば、長男も少しは納得したのかもしれません。

しかしこの4日間、朝の「行くのか行かないのか」問題には相当疲弊しました。

無理に登校させなくてもいい、とわたし自身がこの時はわかっていなかったからですね。不登校についていろいろ調べ始めたのはこのあとからでした。

長男、ごめんよ。。。

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